あめ細工 鶴藤
飴細工とは?
アツい想いをカタチにする
日本の伝統文化である飴細工は、最近ではあまり見かけなくなってしまいました。日本の伝統的な菓子技術「飴細工」の歴史は古く、 延歴15年(796年)の東寺の建立時につくられ, 供物としてささげられたのが始まりと言われています。 初めは単純な形の紅や白の飴玉でしたが、江戸時代中期に専門の飴師が生まれ、 飴玉を葦頭につけて空気を入れて膨らまし、物の形をつくり、 藍・紅などで色を塗るなどして趣向を凝らし、 町中へ売り歩くようになりました。 そこでこれを”吹き飴”ともいい、また初めは鳥の形をこしらえたので、 「飴の鳥」とも呼んでいたそうです。飴細工を作る過程、仕上がり、大切な方へプレゼントする瞬間(もちろん、自分へのプレゼントにも)、全てにおいて、心躍るほど楽しいものです。 あめ細工鶴藤の飴細工は、伝統の技法を守りつつ、女性職人ならではの感性で、日々進化し続けています。
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砂糖と水飴を加えて煮込んで飴細工の原料を作ります。
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約80℃に温めた飴を棒につけます。
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鋼の握り鋏で飴を切り出し、さまざまな形に自在につくり上げます。
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自然に冷めて固まるのを待ちます。ただの白い飴の塊が形になるまで約1~2分程度。子供たちはもちろん、大人の方も見入ってしまう魅力があります。